スキャニングによる図面の電子化作業
図面の電子化(TIFF G4/PDF)作業をして図面管理をパソコンで行ってみてはいかがでしょか?
弊社では平置きのスキャナーをご用意してございますので、製本図面からでも図面の電子化作業承ります。
紙ベースでの図面保管の方法としては
- 図面ケースに入れて保管
- 図面製本にして保管
が一般的な保管方法だと思います。この紙ベースでの保管は閲覧時には便利なのですが、
- 整理整頓がされていないと、探し出すのが大変
- 紙なので、破損、欠損していることがある。
- 経年変化による色落ち
- 保管場所の確保
の問題があり、ある意味非常にアナログな管理方法です。
そこで、図面の電子化を行うのですが、図面電子化というと真っ先に「CADで扱える」というイメージが先行しますが、紙ベースからCADデータに起こすとなるとかなりの費用が掛かってしまいます。と申しますのも、紙図面から電子データへ変換するにはとにもかくにも
- 図面スキャニングを行い一旦ラスター画像に変更する。
- スキャニング画像の補正を行う(メッシュや4点補正、画像クリーニングほか)
- 画像補正後にラスター画像をベクター画像へ変換。
- 画像を変換後更に文字などの修正
といった行程を行う必要がありますので、時間と費用がそれなりに掛かってしまいます。
また費用対効果から考えるとなんでもかんでも「CAD化」にするのも予算的には厳しいのではないかと思います。
全ての紙図面をいきなりCAD化するのは費用もそうですが、時間の掛かる作業になりますので、図面管理の点だけで考えると、費用対効果で考えるといかがなものでしょう。また単純にCADで扱えるようにしたところで、図面と文字のレイヤー分けや、線幅設定などまで対応させると更に費用がかさみます。
ただ、後々 CADデータ化するにもまずは図面をスキャニングして画像化しておく(図面の電子化)は、つぎのステップの布石としては十分ではないでしょうか?
私どものコピー業界で「図面電子化」というと一般的には「TIFF」か「PDF」のラスターデータ化を指します。簡単に言ってしまえば「スキャナーで読み込み、画像化する」ことです。
「画像化する」ということはコンピューターで扱えるようにする、広義的に「図面の電子化」と言い換えて差し支えないと思います。この画像化すなわち電子化する事でなにかメリットがあるかというと、
「パソコンで扱えるようになる」
と言う事です。ではパソコンで扱えるようになるとなにが違うのか?
- 保管場所がコンパクトになる。
- 簡単に複製出力が出来る。
- パソコンで図面管理が出来る。
- 手持ちのプリンターで出力出来る。
- 簡易ではあるが加筆や修正が出来る。
- 保管場所の確保が容易
など、これからのオフィスのスペース効率にも貢献しますし、なによりも電子化することで紙とは異なり破損や劣化、整理整頓、保管場所の問題を大きく改善する方法だと言う事です。
電子データは万全であるか?
図面を電子化したから経年変化対策として万全かというと、実はそうではありません。確かに図面の電子化することで、データ自体は劣化したりすることはありませんが、収録するメディアには耐用年数がありますので、適当な時期にバックアップ作業を行わなければなりません。保存状態が良ければCDで20年程度と言われております。保存状態が良ければそれ以上も可能ではありますが、やはり10年置き位の間隔で複製しなおして置くのが良いと思います。
図面の電子化によるメリット/デメリット
メリット |
収録データ自体は劣化しない。
簡単にコピー、複製が作れる。
メールやデータ便などで転送が可能になる。
パソコンによる管理が出来る。
検索機能がある。
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|---|---|
デメリット |
収録メディアの耐用年数がある。
データなので、パソコンのウイルス対策は必要。
P2Pソフトによる流出の想定
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やはり図面の電子化を行ったからといっても後々の管理もちゃんとしておかないといけません。特にパソコンを使うことによるメリットとデメリットがあります。勿論メリットの方が多いのではありますが、コンピューターを使用することにはかわりは有りませんので、コンピューターウイルス対策は最低限やっておく必要があるのと、ウィニーなどのP2Pソフトによる外部流失など、通常管理するパソコンとなんあら代わりはありませんが、大事なデータですからやはりそれなりのパソコンでの対策は行っておくべき事項です。
紙図面の電子データ化の手順(ラスター化)



1、お客様と図面の電子化の為の「データ収録の方法」を打ち合わせいたします。
- 収録のフォーマット策定(保存形式や解像度ほか)
- 収録するサイズ(原寸/縮小など)
- 連番管理か名称テキスト打ち込みの策定
を作業前に事前打ち合わせを行います。
2、図面スキャン作業(使用機材)
事前にお客様と打ち合わせに合わせ、使用するスキャニング機材を使い分けます。
弊社ではローディングスキャナーとフラットベッドスキャナーを原稿に応じて使い分けております。フラットベッドスキャナーのご用意がございますので、製本からもダイレクトスキャン可能です。
3、スキャニング作業
図面スキャン後の画像傾きのチェックやテキストの打ち込みなどを行います。作業終了後ご指定のメディアにデータを書き込みます。
図面電子化のフォーマットではこの二種類「TIFF」「PDF」が一般的です。書類の電子化では一般的なPDFですが、大判図面(A2以上)ではPDFよりTIFFの方が図面の電子化では一般的です。もちろん大判図面でもPDF化は可能ですが、大型スキャナーメーカーでは TIFFのほうがメーカー側で推奨している事が多いです。と申しますのも大判サイズのPDFとTIFFでは出力する際にはTIFFの方がプリンター出力処理が早いケースが多いからです。ただし、グラフィック系のTIFF(非圧縮)のものではなく、「TIFF G4」というTIFFの別のフォーマットですが、モノクロ画像では「TIFF G4」の方が扱いは良いです。
TIFF G4
さて「G4」の「G」はなにか?と申しますと「generation(世代)」の頭文字を意味し 「G4」とは第四世代と言い換えれます。さてこの「TIFF G4規格」というのは元々FAXの送信規格であって、一般的なFAXはG3規格の送信規格ですが、それよりももう一段上の新しい規格で画像圧縮の新しい規格なのです。一部ビジネスモデルのFAXでは既に利用されております。画像データは圧縮こそされますが、非常に綺麗に圧縮が掛かるのでFAXの際にはデータ通信料が抑えられ、通信コストがダウンできるメリットがあるフォーマットです。さてこの技術を使った大型スキャニングのデータですが、モノクロの画像であれば非常に綺麗に画像化でき、データ量も押さえる事ができるので、大型スキャニングによるデータ化にはうってつけのフォーマットなのです。
PDFはAdobe社が提唱する電子書類のフォーマットなのはご存知かと思いますが、こちらはA3以下の書類で良く使われます。またAdobe系のソフトやAutoCADからも直接書き出しが出来たるので、大変便利です。
しおりやリンク機能も便利なのですが、あまり沢山のデータを一つにしてしまうとデータが重くなってしまい、パソコンの動きが遅くなります。特に大判サイズの原稿を一つにまとめますと特に動作が遅くなってしまうので、出来ればPDFで1データにまとめるのはA3以下の書類等にしたほうが良いと思います。
大判図面データはできたら1枚ずつの保存が良いと思います。
また直接アプリケーションソフトからPDF書き出しした際に破線処理や文字化けなどの問題が発生する事がありますが、一度紙で出力したのちスキャナーで読み込むとそれらの現象が防げる事がありますが、いずれにせよ確認は必要です。
<注意事項>
電子データからPDFの書き出しを行う際に「紙サイズ」にあわせてPDFを作製するとスケールが合わなくなるので、注意が必要です。また線や破線処理が変わってしまう事もあるので、PDF書き出し後には確認された方が良いです。
PDF作製について
Tiff G4
メリット |
専用ブラウザは特にない(一般的な画像ソフトで対応出来ます)
大型データの画像が比較的コンパクトに収納できる。
大型モノクロスキャナーの業界標準規格である。
大型モノクロレーザープリンターの標準出力規格である。
モノクロ2値なので、データ量が軽い
専用の画像ソフトがあると非常に軽く作業が出来る。
マルチTIFFも可能(1ファイルに複数のデータをまとめる)
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|---|---|
デメリット |
検索機能は別ソフトが必要(しおり、リンクなどはない)
専用ソフト以外での編集は出来なくないが、少々面倒
一度スキャナーでスキャンしないと出来ない(ラスター画像のため)
マルチTIFFの場合検索などできない(複数データが1ファイルになるため)
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メリット |
閲覧ブラウザが無償で提供されている。
電子データの標準規格にほぼなっている
パスワードなどのセキュリティーが掛けられる(閲覧)
データを纏めて、しおりやリンクが使える(検索機能)
異なるOSに依存しないので汎用性が高い。
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|---|---|
デメリット |
編集作業がほぼ出来ない。(出来なくはありませんが)
大判出力時の場合プリンターはPS出力対応していた方が良い
データを纏めすぎるとデータ総量が大きく、閲覧に時間が掛かる
直接データをPDFに書き出しした際に元図と異なる事がある(線幅や点処理など)
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